近況報告


   投   稿   原   稿   内   容    
  先日投稿したのですが当然到着したものと思いこみ確認をしなかったので不達
を見逃したようです。誠に申し訳ありません。

 現役を退き、実家の神社の関係から時々近くの神社奉仕などをしています。
 以前は相模湾での釣りに没頭していましたが、現在は能面打ちをしており、
先日発表会をしましたのでその案内と、入会お礼のメールを投稿したのですがこ
れが不達だったようです。

 5月20日、縁あって浅草演芸ホールでの落語協会真打ち披露を見る(聞く)こと
ができましたが、3人の真打ち昇進者の一人、6代目を襲名した今輔は東海大出
身(但し中退)との紹介があり、後輩もいろんな分野で活躍しいるものだと頼もしく
思った一日でした。

昨日、TV番組の水戸黄門(6CH)が、たまたま面打ち師テーマの筋書きでした
が、時代考証がよくできており、現在でも使用する言葉は似たようなものです。
面は”おもて”と言います(めんとは言いません)。
既にこの分野に博識な方には僭越ですが、現在面打ちは、大系ができており伝
承が支流です。我々の場合も写しをしています。
でもこれさえもやってみるとなかなか大変ですが、時間に制限のない現在、何と
か挑戦しているところです。
極めないと、とても創作の分野はできるものではないようです。
私どもの会では2年ごとに発表をしておりますので再来年にご案内させて戴きま
すので宜しく。

在学中の、FM東海につきましては、ご存じの通り実験局でした。
寄贈しました資料のなかに当放研が実施したFM放送の実態調査報告書にもある
ように、まだまだFM放送自体一般には認識されていない時代でした。
このアンケート調査は、吾が放研部員が訪問調査を実施、小生と同期の中島君と
でまとめましたのが懐かしく思い出されます。同年代の方は一緒に調査した記憶
がありませんか?。
また、FM東海が代々木校舎付近のNHKTV
(1CH、3CH)に妨害をしている問題があり、亡くなっ
た吉村先輩中心に、調査・対策(取り敢えずの処理と
してフィーダ取り付け)をFM東海の依頼として行った
ことがありました。
(その後NHKとの合同調査にも立ち会いました)
当時松濤町近辺は著名人が多く、水谷八重子の家の
大きなTV(当時では珍しい)に感心したものです。昭和
37年頃だと思いますが、まもなく地デジに切り替わる
ことを考えると技術の推移は凄いものです。
その後、FM放送が4CH以下のTV電波干渉について
問題が無くなっていますが、どの様に対策されたかは
不明です。

まだまだFM東海と放研との関わりはありそうですが取
り敢えず投稿まで。

  *小面(こおもて)
 小面は面の大小ではなく若い女を意味するものです。
いろいろな名作が伝えられていますが、金春流などで
若い女性能に使用されています。
面打ち入門で最初に手掛けられることが多いようです。
私のこの作品も初めて制作したものです。
素材は、檜(ヒノキ)の角材から、粗彫り、仕上げ彫りをして彩色は、胡粉(貝殻を
細かく砕いたもの)を膠(にかわ)で溶いたもので下地塗りし、その上に日本画の
顔料等で彩色します。
大きさは 約 21×14p 高さ7p 位です。
                               (昭和37年度卒 佐藤誠 記)
 
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